長雨と朝晩の冷え込みで、
様々なキノコが生えだした。

足元のスギカノカ(スギヒラタケ)も
顔を出し物静かだった山中も、
ようやく活気付いてきた。

マイタケが生え出した・・・
異常気象を余所に、あちこちの
ミズナラの根元に点々と
誇らしげな姿を現わしていた。

きょうの山では、採らずに残した
ものを含めてマイタケが10カ所
出ていました。
    9月22日(あめ)
ー山のプロの情報サイトー
2010キノコ採り3
東西の山、掛け持ちで廻ってきた。

あまり傘の開かないものが大半だった今日のマイタケ。
人の出入りが多い「山の銀座通り」、さらに週末、これも
已むを得ない。
「プロの世界だ、採らねば仕事にならない」。
とは言っても、正直なところ・・・あと一日二日置きたかった。
          9月25日(くもり)
5日前、まだ小さくて採れなかった
マイタケの様子を見に行ってきた。
思ったより成長していなかったが、
一個だけ外して持ってきた。
先日の9月10日にここへ来たときは本当に驚いた。
予期もしなかったマイタケの生える木が、山斜面から転げ落ちて
滑床の沢上へ横たわっていたからである。

このミズナラから初めて採らせて貰ったのが30年近く前、沢脇の
湧水を飲んでいた時に偶然頭上のマイタケを見つけたのを
切っ掛けに、毎回一休みをする場所となっていた。
その思い出深いこの木が無残に倒れ、ここへ来る楽しみが
一つ減ってしまった。
          9月15日(はれ)
「いくぶん若い物が多かった」
それにしても、他の木の芽出しがない・・・とは言っても
まだ9月中旬、これからだと思うが。
そう言えば先日のテレビでシイタケ業者が
「暑さ続きで収穫が平年より一か月遅れている」と
言っていた。9月16日(あめ)
「4、5キロにはなる上物だ、もうしばらく置いておこう」
幼菌(ツブ)
4日前残して置いたトビタケとヌキウチが無くなっていた。
目に付く所に生えていたトビタケは仕方がないが、
「どうせ誰も来ないだろう」と決め込み大きかったヌキウチを
外さず残した自分が甘かった。9月13日(あめ)
TOP
このところの雨で、行く先の林道が崩れて進めなくなっていた。
他へ移動しようとしても当てもなく、やむなく歩いて向かった。

久しぶりに長くなろうとする行程に、
気の引き締めと同時に、これから掛け廻る順を思い巡らせ・・・
ときおり覆いかぶさる夏草をかきわけながら、「スタコラ」「スタコラ」と
林道を歩き続けた。2時間ほどで終点に着き、マイタケ探しに
本腰を入れた。

先ずは、狙いを定めたカ所へ一直線に尾根筋を攀じ登った。
200m行った所にその木は有るが、前回、何のきざしが無いままの
今回で3度目の訪れとなっていた。遠目にマイタケの舞う姿はなかった。
「やっぱり、だめか〜」がっくりしながら、発芽状況を目を皿にし見まわした
がその兆候はまったく無かった。
おのれとの2年越しの「山勘」勝負、ここまで来たら意地だ・・・
「そのうち又、来てやる!」。

帰り掛けに会った「東北森林局」の人によると補修工事は
今月いっぱいかかるとの事だった。「と言うことは、奥へ行く人は
あまりいないと言うことか?」自分を除いて・・・9月17日(雨のちくもり)
きょう見つけたマイタケのツブ
5年ぶりに出てきた
この一個だけ採ってきた
左に被写体同じ
ホウキタケ
採った跡
ヌキウチ
山のプロは足を濡らすを嫌い、あまり川なりは歩かない。
自分は渓流釣りから山を覚えたせいもあり、山なりより川を
行くことが多い。
秋は、薄い鮎タイツの上にズボンをはくが、夏場は下ズボンに
ジャージ姿で川をバシャバシャ漕いで行く。

今日はまだ夏の恰好で向かったが、途中、腰から胸まで浸かる
深みがあるのだが、豪雨の影響か、川底がえぐられ、つま先が
立てず、やむなく泳ぐ破目になったが、流れに押され進めない・・・
あきらめ山なりを行く事になったが、全身、おにぎりの果てまで
びしょ濡れ。朝も早くから、寒くて震えながら「まいったな〜」と
バカ爺健在でした。

きょう廻った山は、早生木が今ごろになって発芽し出した場所が
2,3あり、間違いなく10日は遅れているようだった。 
             9月27日(くもり)
天然舞茸 舞茸風景 天然トビタケ

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2010キノコ採り3
9月19日に見て置いた山へ
行ってきた。

驚いた事にこの周辺のマイタケ群は
「早生」「晩生」もへったくれもなく
「今年は出るだろう」と思われた
木々にいっせいに生え出ていたのだ。
待望のまとまった雨が降り注ぎ、
ようやく山中も秋色の光景へと
変化した。
この雨で、心なしかキノコ類が
いっせいに生え出したような
気がするが・・・。
みごとな生えっぷりの見納めのマイタケの幼菌群
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思い起こせば、鳥海山でも以前にこんな事があった・・・
他の所は平年通りの発生だったが、ある一角だけが
いっせいに生え出して、全てのマイタケを腐らせた事があった。

今年のような異常な天候だ・・・自然の作物に影響があっても
不思議でない。
           9月23日(あめ)
発生の遅れを取り戻し中手も出てきた。

まだ採れない小さなものを11カ所
置いてきた。いよいよ盛りに
入ろうとしているみたいだ。
これからは、あちこちを掛け持ちで
廻らねばならず忙しさが増してくる。

今でも遅れているホームページの
更新。はたして続けていけるのか?
「がんばろ!しかし、眠い〜」。
 9月26日(はれ)
夏の余波か?トビタケがまだ生えていた。

「暑さ寒さも彼岸まで・・・」と
云われるように彼岸がちょうど明ける頃に
この暑さは遠ざかり、秋めいて来るらしい。

小雨がまじる中、「鳥海山」山系の山を
歩いてきたがこの地も他と変わらず、
マイタケはまだ出始めだった。

しかし、マイタケを探す途中に
忘れかけたトビタケを前にした時には、
一瞬、ぎくっとさせられた。
    9月20日(雨のちくもり)
「いい光景だ!」
倒木に幼菌
尾根沿いの伐根に生えていたトビタケ
発芽してきたマイタケ
9月11日に見ていたマイタケ
菌糸が流れていた
 「朝方の山中は涼しいというより肌寒く感じる」。
そんな移ろう季節の中、
先日、見て置いた箇所から数個だけを採り、さらに他の地へ
向かったが、まだ出ていなかった。
帰りぎわ、ブナの大木の周りに腐った大量のトビタケを目にした。
         9月24日(くもり)
月山方面にある行き付けの山へ行ってきたが、ようやくマイタケが
あちこちに出始めてきた。
まだツブで採るには早かったが、7箇所確認してきた。

この異変な気候で、発生するのか心配したが、きょうの出具合を
見て、まずは安心しました。
来週あたりから、早生木が次第に芽吹いてくれると思うが、
このまま順調にいって欲しいものだ。 9月19日(くもり)
自分としのぎを削り合うプロがいる。
このあたり一帯の隅々まで知り尽くしたその人は、自分より
5歳年上だが全てにおいて自分より優っている御仁である。

狙う場所は同じだが、歩くコースが少々違い、互いにそれを知っている。

山道の道で無く、マイタケが生える場所から場所へ向かう「道」がある。
わずか数百メートルしか離れていないその「道」脇に、上記の画像の
幼菌を含め5カ所に幼菌の塊が生え出ていた・・・おそらく明日明後日
あたりに例の人の手によって消え去られるだろう。

ちなみに自分は、あすは昼から用が有り、明後日は他の山へ
行かねばならない。
         9月28日(あめ)
やっと生えたスギカノカ
量はともあれ生えだしたマイタケ
9月10日見て置いたマイタケ