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2015キノコ採り5
2015キノコ採り5
”ナメコ料理”
各家庭によってそれぞれ違うだろうが、オーソドックスな料理と
言ったらナメコ汁が挙げられるだろう。

自分もこの時期の身体が温まるナメコ汁が一番好きで毎晩
欠かさず食べている。

自分事をくだくだ述べてもしょうがないが、二番目に菊入り
ナメコのしょう油煮、三番目がナメコおろし。
他にもレシピは様々あるだろうが、昔から食べなれている
ここらが自分の口には合っているようだ・・・。
               11月6日(はれ)
ことし最後の舞茸の採取に、高坂ダム大川入りへ行ってきました。

早朝山道を走り行くと、放射冷却の影響からか地面の草木に
薄っすらと霜が降りていた。

終点に着き、川の冷水に備え、スパッツと釣り用の薄いタイツをはき、
その上にジャージをはいた。

足には先割れのネオプレーンのソックスにスパイク付の地下足袋を履き、
下着にヒートテックス、上にはフリースと防寒着をまとい、前回見置きの
舞茸を目指し豪華絢爛に彩られる谷間を眺めながら、急ぐともなく上って
行きました・・・おそらく、ことし最後になろうと思われる舞茸だけに
感慨深いものがあり、現場に着き見るまでは、結構楽しみに
していたのですが・・・目的か所へ着き眺めると「あれ~」舞茸の成長が
止まり、大きくなっていなかった。

たぶん前回、ツブにかぶさった木の葉を除けるさいに、葉がツブに
ぶつかり舞茸が動いたのだろう・・・。これが今年見る最後の舞茸だと
したら、今年を象徴するかのような終わり方だった。
                 10月23日(はれ)
月山に平年より2日早く初雪が降った。

全く採れなくなった舞茸も、終わりを告げるムキタケが出てしまい、
残念ながら自分の中での舞茸は終わってしまったようだ・・・今後は
腐っていない、残った舞茸を探すしかないが、しかし、そんなのは
極まれで、殆ど採れるものではなく自信もない。

で、あっても簡単に諦めずもう少し見て廻るつもりでいるが、ただ、まだ
お渡ししていない多数のお客様には、大変申し訳なく、あまり先へは
延ばさず、早めにお詫びをせねばならないと思っております・・・。
         10月16日(はれ)
10/8日に虫の被害にあった場所へ、残しておいた
舞茸の回収しに行ってきました・・・

前回のあの状態じゃ、全くあてもしていなかったが、腐らせて
しまったら後々に響くと思い、雨降り続きを見計り、増水ぎみの川を
慎重にさかのぼり向かった。

現場に到着し見回すと、思ったほどの被害は無いようだったが、
舞茸に両手を挿し込み、外し裏側を覗くと、
数匹の虫がバラバラと落ちてきた・・・「あ~あ、やっぱりダメか~」と
ガッカリしながら荒らされた部分を始末したら、舞茸が半分以下に
なってしまった。

この木から採りはじめて30数年はなるが、これまでこんな事は
初めてで想像さえした事はなかった。
2,3日前だったら助かったが、雨の増水で来るには無理だったし、
ここは虫の方が悔しいが勝ったことになる。
「ジグショ~ウ、次は絶対負けネ~」。 10月14日(はれ)

”お詫び”
ご予約頂きました多数のお客様へはお届け出来ずに終わりましたことを心よりお詫び申し上げます。
晩秋の風を感じながら、天然ナメコをあっちこっち探し廻ったが、
あるのは腐ったものばかりで持ち帰れそうなものはあまりなかった。

どうも様子からして、今年の茸は終わったようだったが、しかし、
付近の山の初雪はまだ無い。 11月20日(はれ) 
”一本の木に生える茸の種類”
上の画像にあるブナの倒木のことだが・・・この木が倒れてから
5年ぐらい経つが、その後、去年あたりからナメコと上の画像の
ムキタケが幹の部分に出始めてきました。ところが先の9/29日に、
この倒木の陰側に去年まで生えてなかったはずの多くのブナカノカ
(ブナハリタケ)が生えてきていました。

もう少し木が朽ちてくれば、おそらくナラタケや他の雑キノコが
生えてくるのだろう。しかし、そうなればナメコやムキタケの出数は
減り、やがて尽きて2度と姿を現さなくなってしまう。10月26日(はれ)
何と!こんな若い舞茸に虫(ハネカクシ)が付いてしまった・・・

3日前の10/5日に見ておいた、まだ若い舞茸に虫が入り込み、
茎部の肉質を食い荒らしていた。
只でも無い山域にようやく姿を現した、お客さまへの貴重な舞茸に。
早めに行ったはずの舞茸に。
唖然とし、開いた口が閉まらない・・・「バッキャヤロ~」。
こんなに遠くまでやって来て、思い通りにいかない舞茸採り。
空は晴れても心はモヤモヤで最後まで曇りぱっなしに山を下った。
          10月8日(はれ) 
ミズナラの古木の向こうに名もなき滝が・・・
山中はすっかり彩りが増した
この舞茸は東京都のw様他一名様へお送りします
肘折高原から望む、初冠雪の月山と右上の鳥海山
ムキタケ
一段と華やかになったブナ林
幹上に伸びる開きナメコ
今回のナメコは
茨城県のk様他一名様へ
お送りいたしました。
「有難うございました。」
朝もやで包まれた肘折温泉郷
ナメコがこの木に6キロほど生えていた「自家用に瓶詰でもすっか。」
千葉県のI様へお送りしました
遠くで輝く雪の月山(望遠撮影)
クリタケ
舞茸採りに通っている山へ行ってきたが、草木で覆われてた
山肌が落葉ですっかり現れ、さほど思わなかった山斜面の勾配が
きつくて驚かされました。

しかし、これだけ見通しが良いと、キノコの出具合が遠目でも
つぶさに分かる。なのに、こんなに奥まで来ても、「何にもネ~。」
きょうは、いい歳して「日なたぼっこ」と「弁当ごっこ」の
遊びで終わってしまった。 11月13日(はれ) 
晩秋キノコは無いところには全くない
きょう一日が始まろうとしている、雲海下の「新庄」
硬くしまったナメコ
自分用のハーケンと虎ロープは来年まで撤収
成長が止まり、終わっていた舞茸
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今年度2015年に採取した茸画像を下記に纏めました(1部写真撮り忘れあり)
しばらく長雨が続いた山中は、ようやく日差しを浴び、活気を帯びてきた
残り舞茸を探しがてら、晩秋キノコのようす見に行ってみた。

山中の草木もすっかり紅葉色に染まり、ただ今、紅葉まるかじり
真っ盛りのようだ・・・ところで、ムキタケはポツポツ出始めたが、
ナメコはもうチョイ先のようでした。  10月21日(はれ)  
ムキタケ
圧倒するような巨岩帯
本流と出合う三滝沢
ナメコが出始めて今年で2年目
木の枝側に開きナメコ
まだ若い「ナラ枯れ」木にナメコ
8/10
8/30
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9/24
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10/7
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12/10
左上の画像の舞茸を、家に持ち帰って割ってみると、こんなに食い荒らされていた
あまり収穫のないまま、そうこうしているうちに季節は
11月に入ってしまった。
今年度の採取はいつまで続くか分からないが、残された日々を
楽しんで歩き廻るつもりだ。 1月1日(晴れのち曇り) 
10/7

去年全く駄目だったトビタケが、今年は至る所で生えだし、
3年ぶりに豊作になった。「高温」「多照」「少雨」などの天候条件の
良さが要因だろうが、自分も大発生したそのお蔭で、新たに
発見した木も増え、年々採る木が減る中での更新はいくらか先に
繋がりがもて安心した。結果的にトビタケは豊作になったが、収穫量
としては、採取に上手く廻り切れず、いまひとつ満足しがたい年に
なってしまった。次くるトビタケの「豊作年」は何年後先になるか
分からないが、その時こそは、悔いなく効率よく廻るつもりだ。

マイタケを採取するに今年ほど難しい年はなかった。
平年より降水量も多く、好条件のまま推移してはいたが、場所に
よって豊作になった山域もあれば、不作の山域もあっての極端に
分かれる発生状況だった。因みに、ある山里の人が「稲刈り時に
青稲混じりのか所があった」という話をしていた。
それだけ不揃いだったということか。
何はともあれ来年は思い通りに採りたいものだ。爺
総評
山へ行かなくなってずいぶん日が経ってしまったが、
久しぶりに向かってみました。
山里に全くなかった雪も林道を行くほど多くなり、途中で諦め
引き返してきた。

名残惜しさもあるが、今年の山は今日でもって終わりたいと思います。 
          12月10日(はれ)
ナメコが生えてくる期間は通常の場合、3年から6年位で、
長くても7年位で生えてこなくなるようだ。では、いっとき世間を
騒がしたあの「ナラ枯れ」の場合はどうなんだろう?

県内におけるナラ枯れが確認されてから20数年ほど経つようだが、
自分が住む最上地方に急激に拡大したのは5,6年前頃からだと
思います・・・その「ナラ枯れ」木のナメコの発生期間は、
例外もあるが、これまでの経験上、どうも3年位でピタッと止まり
生えてこなくなるようだ。詳しいことは解らないが、ナラ枯れによる
結果で普通でないことは確かです。10月27日(はれ) 
今回採取した舞茸は、前回の見置きと採り残しを
回収してきただけでした。
しかしながら、自分が見ている舞茸のか所の数が、
次第になくなってきた。

偶然に探し当てるなどは先ず不可能だし、ここは、
ことし出番の木をさらに廻るしかない・・・。  
   10月11日(小雨のちくもり)  
早朝、気合を入れ、這入り込んだ山だったが、
行けど行けども舞茸の姿は見ることは出来なかった。
家に帰り、母ちゃんに「終わったなべが~」と言うと「まだ終わんね~」
との事でした。10月10日(くもり)

*終わったなべが~(終わったのかな~)
まだ終わんね~(まだ終わってない~)
あまりの採れなさに、きょうは一呼吸おき山を休み、
これからの対策を練ってみた。

過去のデータと見比べ、通常ならば絶対出てくるはずの場所に、
ことしは一部の地域を除き生えてこない。出てくるはずの木の周りを
覗き、舞茸の無さに・・・「ダメだ、こりゃ」から「不作だ!」と変わり、
最近では「大異変だ!」と思うようになった。

何はともあれ、行かなきゃ採れない分けだし、行くしかないが、
今後はあまり採れそうにない、あやふやな山は避け、勘を頼りに、
たとえ一本の木に決め打ちしてまでも向かうつもりでいる。

採り始めてから一か月は経ったが、採取期間の長い年であれば、
あと半月は可能性が残っている。
晩生、晩期に生えてくる「クリタケ」「ナメコ」は周りに生えてはいるが、
まだ幸い「ムキタケ」の発生はない。
まずは、絶対に腐らせたくない舞茸木をメインに向かい、
あしたから頑張って廻るつもりいる。 10月9日
前回の見置き
石蓋狩り沢奥地
天然舞茸 舞茸風景 天然トビタケ
取材
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この上の良質な舞茸が、始末後バラバラになり、こんな姿になってしまった
8/10
8/30
~
9/1
~
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道路の決壊工事で3年間も通れず、
やっと開通になった国道458号。しかし、今度は11/9日から
冬期間通行止めになるらしい。

それはそれとして、きょうのナメコは腐ったものが多く、予定通り
とはいきませんでした。 11月5日(はれ)
前回の採り残しを回収し、あちこちの木を見て廻ったが、
その後の発生は全く見られず無の状態だった。

自分が知っている範囲で、此の地での舞茸は完全に終わりのようで、
来年までお預けのようだった。

今後はナメコ採りのついでに、これまで採ったことがない木を廻り、
あわよくば腐れ舞茸を見つけ、後につなげればと思っている。   
               10月15日(はれ)
7/26
8/11
この前まで付いていた木々の葉もすっかり落ちて、
いつしか山は寒々しい景色へと変っていた。

この頃になると・・・今年も無事に終わろうとする安堵感と
しばらく来れなくなる寂寥感が重なり、それまでと違った趣で
山入りすることになる。  11月11日(はれ)
すっかり日が短くなり、6時頃にならないと夜は明けなくなった。

この時期になると、朝露で濡れた藪漕ぎは辛く、雨カッパは
必要不可欠で手放せない。だが、陽が昇り暑くなりだすと、
こんどはカッパほど邪魔なものはなくなってくる。
であっても、寒さで震えるよりまだ増しだ。 11月4日(はれ) 
丁山地石蓋狩り沢源流域へ一年ぶりに行ってきたが、
この山域も周辺の地と同じで出は悪く、腐ったものも含め、
まったく舞茸の姿が見られなかった。
この山へ通いだしてずいぶん年月が経つが、こんな不作な
年は初めてで、ただ驚くばかりです。 10月18日(はれ)
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